CEO Interview社長インタビュー
日本ワヰコは未来を見据えて動いています
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業界的にはどういう現状?
当社は汎用エンジンの部品を作っているので、カーボンニュートラルにはすごく危機感を感じています。ただ汎用エンジンがすぐにハイブリッドや電動化に置き換わるわけではないと推測しています。今後出てくるであろう水素を燃料とした内燃機関が汎用エンジンと相性が良いそうなので、今後の社会情勢や技術革新を注視しながら迅速に手を打っていきたいと思っています。
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今、会社はどういう現状ですか?
業績は好調です。ちなみに海外に目を向けたのは1984年からです。アジアに進出すると日本の雇用を奪うことになってしまい、それはやりたい事とは違っていたのでアメリカへの進出を選択しました。そして2013年に販売会社を作って販路を広げていき、ここ最近の製品売上の約50%はアメリカを中心とした海外輸出となりました。今後も今取引させていただいている国内のお客様との取引を保ちつつ、海外の売上を強化していきたいです。
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これからの会社の方向性は?
弊社では今のテクノロジー、新しい技術に挑戦しようとしています。
AIを使った生産計画や、あとはロボットが活用できないかとか。そういうテクノロジーをもっと活用できるようにしたいと思うのが1つ。
もう1つが次世代育成。もうすぐ100周年を迎えますが125周年に向けて次世代の育成をしていこうと考えています。
少子化の時代に入り、5年ぐらい前から人の採用が非常に厳しくなりました。テクノロジーを利用して、人に困らない会社にしないといけません。そこは少し自分たちの殻を破っていく、今までにないことにも取り組んでいかないといけないと思っています。
物づくりに関しても、一人一人の技術を上げていくのと、そのテクノロジーも技術も上げていきたいです。
そのために次の世代に向けた取り組みを今からコツコツと積み上げていきます。